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10 Things I Wanted To Know When I Was 20.

Still Life

 

 今月、私は晴れて25歳となった。この四半世紀を振り返ってみると、たくさんのことがあった。辛いことも、涙がとまらなかった日もあった。うれしく、楽しい日々もあった。ときに傷つき、人に助けられ、ここまで歩んで来れたと思う。今だから、わかることがたくさんある。

 今回は、5年前の自分にむけた人生のアドバイスを書き残しておこうと思う。

 

 

1. 寝る前に今日は楽しかったと思えるように努力しろ。

 20歳のころは、何かと将来のことをばかり考えるばかりで、他人と比較ばかりしていた。いい大学に行ったやつのこと、留学へ行っているやつのこと…SNSを見るたびに自分の人生はなんでつまらないだと嘆いていた。いつかは自分も!なんてことを考えて、ギャップに打ちのめされた。

 そうじゃない。与えられた時間の中で、どうしていくかを決める選択肢が常にあった。朝早くヨガをしてもいいし、本をたくさん読んでもいい。料理を研究してもいいし、勉強をがんばってみてもいい。人生を豊かにできるキッカケが、身の回りにたくさんある。それを見つけて、没頭しろ。そうすれば、毎日が輝く。

 

 

2. 大人のため息を聞いて、たくさん失敗しろ。

 「若いころにもっと勉強しておけばよかった」とため息をつく大人を見かけたことがある。彼らのため息は後悔の念の塊だ。人は成功を学ぼうと、成功した人の話ばかり聞きに行く。違う。人生をよくするヒントは周りにたくさんある。大人の苦労が、いまどうしなければいけないか教えてくれている。

 勉強しておけばよかった…いま勉強すべきだ。もっと遊んでおけばよかった…趣味をはやく見つけるべき。もっと早く…。

 若いうちから早く大人の失敗をみて、将来に備えるべきだ。アリババの創業者ジャック・マーは、失敗についてこんな名言を残している。

 

 

多花时间去听别人怎么失败的,

 不要花时间去听别人怎么成功的。

 

ー他人がどうやって失敗したか聞くことに時間を費やせ、

    人の成功を聞くことに時間を費やすな。

 

 

 ジャック・マーは失敗を繰り返し、失敗から学び、アジアナンバーワンの富豪になった。失敗は人類の宝だ。しかし、私たちは失敗を恐れる。失敗することがダサいという風潮まである始末だ。失敗を恐れると、何もつかめやしない。

 人生は短い。失敗する回数も限界がある。死ぬ間際に、100万回失敗したなって思い返せるような人生は、絶対に後悔はない。

 

 

3. どっちがいいか迷ったら、楽しいほうへ行け。

 私は大学時代、英語を専攻した。教育学部だったのだが、理科を専攻するかで迷ったのだ。理科の教員はなり手が少なく、採用試験も簡単に突破できる。しかし、英語の教員は飽和している。

 結論からいうと、好きな英語を選んでよかった。好きな英語にのめり込んで勉強したことで、人生が豊かになった。外国の知らない価値観に触れることができたからだ。もし仮に、英語で仕事ができなかったとしても、自分だけの幸せな人生がおくることができる。たくさんの外国人の友だちができ、お金で買えない人生を歩むことができている。

 理科を専攻していたら、おそらく毎日つまらなく終わっていただろう。簡単だから、なりやすいから、なんて理由で人生を歩めば、その分刺激やワクワク感は絶対に得られない。

 

 

4. 毎日本を読め。

 よく死んだおじいちゃんが言っていた。せめて本を読めと。今になってわかる。人生に悩んだときのヒントの多くは、本にある。本を読んでいて、「これもっと早く知りたかった!」と思うことばかりだった。

 人に聞いて反対されるくらいなら、本を読んで行動する勇気を持ったほうがいい。だが、本を読んで終わるのはだめだ。必ず行動することもセットにしなければいけない。

 

 

5. 英語圏の国ばかりみるな。

 大学院に進学してから、台湾に国際交流で訪れた。それまではアメリカに留学することだけを考えてきた私にとって、魅力はあまりなかった。しかし、台湾の学生のコミュニケーション力や英語力を目の当たりにして、自分はバカだったと気づいた。どうしてアメリカばかり考えていたんだと。

 台湾はもともとマルチリンガル国家で、お父さんとお母さんの話す言葉が違うなんてことは多々ある。だから言語の達人が多い。中国語+α話せる人がほとんどだ。

 近場で、安く安全に学びに行ける国があった。もっと早く知っていたら、英語に中国語、そして何かもう1つの言語を、大学在学中にマスターできていた。欧米だけが全てじゃない。

 

 

6. 健康に気をつけろ。

 20歳の頃は、暴飲暴食は当たり前。運動もサークル以外では、全くしない。あのころは原因不明の偏頭痛が多かった。また、メンタルもボロボロだった。

 それを治す唯一の予防法は、「睡眠・食事・運動」の3セットだ。当たり前の普通の生活じゃないから、太っていく。体は資本だ。自分のやりたいことを叶えるためにも、健康に細心の注意払うべきだ。

 

 

7. 完璧な人生なんてない。

 就職、結婚、出産、マイホーム。職があり、安定して収入があって、幸せな家庭がある。家庭は円満で、職場からの信頼も厚い。子どもたちは眩しい笑顔で溢れている。みんなが思い描く完璧な人生だ。

 だが、現実はそんな完璧な人生なんてどこにもない。

   今、SNSを見れば、簡単に誰もが思い描く完璧な人生を見つけることができる。人は絶対に良い話しかしない。絶対に悪い側面を人には見せない。私たちの人生には、完璧なんてものは存在しない。

   だからこそ、自分で納得がいく人生を送るべきだ。人と比較するのではなく、自分が心から満足がいく人生を歩んでいくべきだ。

 

 

8. 挑戦だけは怠るな。

   変化を求めるが、寝転がってYouTubeNetflixばかり見ていないだろうか。20歳の頃は、無気力なばかりで何もしないでいた。モチベーションがいつか上がると思っていた。

 しかし、モチベーションというのは、行動していくプロセスの中で上がっていくものだ。まずはやってみること。結果が出なかったとしても、まずは行動することを大切にしてほしい。挑戦せずに、時間だけが過ぎ去っていくのは非常にもったいないことだ。

  多く言われてることだが、ビルゲイツであってもネイマールであっても誰にも等しく1日は24時間である。その中でどれだけのトライができるかによって人生の豊かさが変わってくる。

  確かに、人は変化を嫌う生き物である。挑戦できない日があるかもしれない。そんな日は、しっかり戦略を練って、また少しずつ始めればいい。

  そして、せっかく挑戦するのならば、自分のためだけに行うのではなく、誰かのためになる挑戦をしてほしい。人のために行うことが、回り回って自分のためになる。それに気づける人生は絶対に豊かになっていく。

 

 

9. 夢は叶わなくても、形を変えて存在し続ける。

  5年前の自分に言いたい事は、夢はかなうかなわないの2つの選択肢で考える必要は全くないと言うこと。よく世間を見ると、夢は叶うものだとか、夢を叶えられるのは1部の人間のものだとか、そんな話ばかりだ。はっきり言ってその状態で終わっていたら、夢を追いかけるまでに人生終わってしまうだろう。夢はいつでも目の前に存在している。ただ形を変えて存在していくことが可能なのだ。

  私は、アメリカの大学に留学したかった。ずっと夢見てきた。お金もなく、周りの理解もなく、自分の夢は失敗に終わった。そう思ってばかりいた。けれども、アメリカに留学せずともできる事はたくさんあった。

 例えば、iTunes Uのようなアプリを使えば、アメリカの大学の授業を受けることができる。日本にいながら、語学学校にいるような環境を作ることだって可能だ。見るテレビや新聞、音楽全ての環境を、全て英語にすることで作り出せる。

  そして、夢の形をがどんどん変わっていくことで、自分自身にチャンスが降ってくることがある。海外で仕事してみたいとか、英語を教えてみたいとか、そのフィールドから外れなければ、チャンスは必ず降ってくる。私にとってはそのチャンスが、中国語だった。そのおかげで、私の人生はより良いものになった。

  夢を叶えられないといって嘆く時間があれば、次の手を考えよう。道は必ず開く。

 

 

 

10. 人生はまだまだ終わらないし、どんどん楽しくなる。

  たった1つの成功や、たったひとつの失敗で人生は終わらない。このゲームは自らに刃を向けない限り、決して終わることのないトレイルランだ。山を登る時もあれば、下るときもある。

 他人から人生についてあーだこうだ言われることがあるが、決して耳を傾けてはいけない。その人が考えている理想の人生が必ずしも正解なわけはない。自ら責任を持って、正解を見つけるしかない。

 そして、人生は必ずどんどん楽しくなる。もし昔の方が楽しいと思うのであれば、何かを変える必要があるサインだ。だから行動し続ける必要があり、今を一生懸命生きる必要がある。5年前の自分に言いたいことは「人生はどんどん面白くなっている。だから期待していい。自分を信じて、行動し続けるのみ」ということだ。

 

 

 

 人生がよかったかなんて、死ぬ間際にしかわからないだろう。たった1回の人生だ。見栄えや世間体など気にせず、これからも自分だけの人生を突き進もうと思う。自分の人生はただ1人、この自分のためにあるのだ。