Only 3 Grammar Books You Must Buy For Speaking English.
本屋に行ってみると、英語学習コーナーにぎっしりとつまった参考書を見かける。他の言語に比べても、英語の参考書の量は非常に多い。海外で学ばずとも、ここまで書籍で選択できるツールがたくさんあるので、日本の環境は本当に恵まれると感じる。
一方で、その多さゆえに、必要性がないと感じる参考書が多いことも確かだ。英語教育も1つの大きなビジネスである。自分に合った参考書を、うまく選ぶ必要がある。
今回は、話すための英語だけに焦点をあてて、おすすめの参考書を紹介する。
選ぶポイントは、英文法のイメージが分かること。
これからズレなければ、どんな参考書でもよい。高校で使用する参考書は、文法用語の説明ばかりで、実際の場面のイメージがわきにくい。英語でのコミュニケーションとは、簡単に言えば、共通のイメージをやり取りすることだ。文法のもつイメージさえつかめれば、バイリンガルへの道は一気に早まる。
1. 一億人の英文法
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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文法のもつイメージを学ぶことができる、最強の文法書だ。受験や資格試験をカバーできていないなどの意見もあるが、その場合は穴埋め式の参考書を使えばいいと思う。しかし、もしあなたが英語を話せるようになりたいならば、この文法書を使うべきだ。今まで受けてきた英語教育と同じ方法では、英語を習得できる確率が低いことは明白だろう。ぜひ手にとって、穴埋めや整序問題のための英文法から脱却してほしい。
2. Grammar in Use
- 作者: Raymond Murphy,William R. Smalzer
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2009/03/09
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 37人 クリック: 239回
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この文法書は英語で書かわている。日本語版もあるのだが、英語版で学習することをおすすめする。もし仮に、あなたが海外の語学学校で、英語を学んだら、英語で英語を学ぶケースがほとんどだろう。留学せずとも、この文法書を使えば同じ状況を作り出すことだできる。
あなたは “will” と “be going to” の違いが説明できるだろうか。「 will は未来形、意志…で be going to は…」なんて知識しかない人におすすめだ。文法的な違いをたった1ページで、図付きで解説してくれる良書だ。こういった細かな表現の違いが気になる方は、ぜひとも買って損はない。
使い方だが、無理に1ページから始める必要はない。今あなたが必要としている文法項目を、先に押さえていく使い方がおすすめだ。
3. MY JOURNAL
以前からこのブログで紹介している書籍だ。文法書というよりは、私たちが普段の日常で使う日本語を、英訳して載せてくれている。とりわけよい点は、使える副詞がたくさん載っていることだ。英語の表現力の幅を広げてくれる良書だ。
この本の著者であるMamiさんは、国産バイリンガルだ。バイリンガルニュースという Podcast を配信されている。こちらは無料なので、本当にタダでこんなコンテンツを聞くことができるのかと疑いたくなる。
Mamiさんの勉強方法も書かれている本なので、非常におすすめだ。
いかがだったろうか。本当にこの3冊だけでいいのだろうか、と考える人もいるだろう。あくまで文法書はインプットでしかない。話すためには、アウトプットを重視していく必要がある。私は3つ目に紹介した MY JOURNAL を使い、日記を毎日書くことで、英語脳を作り上げていった。
まだまだネット上には、TOEICや英検といった資格試験のための参考書ばかり紹介されている状況だ。私は、多くの日本人が自信を持って、英語を話す日を夢みている。そのためにも、文法のイメージをつかむことを意識して、英語を学んでほしい。